西洋アンティーク フランス 19世紀初頭のオーバル額<キリスト降架図> [13AO20/AF001]
西洋アンティーク フランス 19世紀初頭のオーバル額<キリスト降架図>
[13AO20/AF001]
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商品詳細
キリスト降架図 彩色版画 1810〜20年頃
漆喰の剥落部分 【上下画像】
赤い衣装の部分がガラス面に固着しています。【上画像】
中央の衣装の部分に紙の損傷があります。【下画像】
宗教画モチーフとして幾度となく描かれるキリスト降架のシーン。
キリスト自身から放射線状に配置される人物達、
左手はまだ十字架に残り右肩から躯が下がった状態はそのままだと地面に落下し、
キリストの受けた受難を暗示しています。
筋骨隆々とした男達と嘆き悲しむ女達の表現からバロックの巨匠ルーベンスを連想します。
信仰心を抜きとしても、これ程に当時の画家達の感性を刺激するモチーフは無かったのでしょう。
版画の部分は当時普及し始めたリトグラフかも知れません。
薔薇のレリーフが施されたオーバル額は、経年によって絶妙の枯れ具合になっています。
嵌め込まれたガラスも当時のままで、小さな気泡やユラユラとした表面に思わず魅入ってしまいます。
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