仏蘭西レトロ***JAZ・アールデコ・置き時計　8日巻き [13FE18/UT001]

 JAZ　アールデコ　　置き時計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1934年頃　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時計の針には少しサビが認められます。

装飾のメタルには経年によるクスミ等の劣化が確認出来ます。　メッキの表面の剥がれなどは御座いません。

　　　　　　　　　　　大理石調のベークライト本体の角の欠けが左右に確認出来ます。　　　（上拡大画像）　

　　　（下画像）

JAZのアールデコシリーズの置き時計です。

まだJAZのトレードマークである鳥の印のない、初期の時計です。

文字盤の＜８＞は8日巻きの印で、一般的なゼンマイ時計が24時間から35時間前後で停まってしまうのに比べて、

こちらは8日間動くと言う印です。

8日巻きと言うと時計がお好きな方は、

ヘブトマスの8日巻きの懐中時計か腕時計を思い浮かべるのではないでしょうか？

当時の資料を見ますと、JAZの一般的な目覚まし時計が３９〜４８フラン、

高級シリーズJAZ　DE　LUXEが８９〜９８フラン、

このJAZのアールデコ8日巻きが１４５フランの値段で販売されていた様です。

当時の掛け時計は8日とか7日巻きが一般的ですが、置き時計の8日巻きは希少だと思います。

この時計は8日間と言う長時間に渡って動かす為の大きなゼンマイを収納した為に、

目覚ましの機能は省かれています。

本体の状態は年式を考えると、かなり良いコンデションだと思います。

細部の状態は画像にてお確かめ下さい。

（備考）

＊後部の誤差を補正する【＋－レバー】は穴の奥にありますので、細長い器具を差し込んで補正する必要があります。

＊ベルエポックに入荷しました時計類は約１週間の作動検査をしておりますが、

アンティーク品に付きその後の補償は致しかねます。予めご了承ください。

作動テスト終了いたしました。

8日巻き時計ですが、無事に9日目も動いています。 

現状では7日目で誤差は約１０分程進んだようです。

8日巻き時計は、7日間経たら巻くそうです。

残りの余力（トルク）が少なくなると、段々と誤差が拡大する様に感じました。

この様に細いドライバーなどで中にあるレバーを補正すれば、もう少し精度が出るかも知れません。

（基本的にゼンマイ時計はクオーツ時計並の精度は出ません。）

人間の鼓動の様な温かみが、機械式時計の魅力です。。

＊古いお品です。ご注文を頂きます際には、画像など十分にご確認いただきます様お願い致します。 

＊ご不明な点など、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

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