西洋アンティーク絵画　フランス　１９世紀・バルビゾン派・黄昏・夕暮れ [2018janvier12]

西洋アンティーク美術

フランス１９世紀絵画

バルビゾン派

風景画

油彩

１９世紀

釘が抜けて居る為にキャンバスに弛みが見られます。

長年の経過により艶が少し失われています。

プレステージ

 １９世紀のバルビゾン派の風景画

絵画の本質を体得した正統派の画家による作品だと思います。

木の表現に於いてはコローを想わす繊細さを合わせ持つ優れた作品です。

一か月に５００点程の絵画に目を通します。

個人的に黄昏時のモチーフが好きですが、なかなか好いと思える作品には出逢えません。

画家の眼

  ３点の補修

キャンバスの弛みの貼り直し

額のレリーフ欠損部分の修復

絵の洗浄と仕上げニスの塗布

額４隅の装飾欠損の修復

左上画像は全滅。。

右下画像が一番残って居ます。

エポキシ硬化パテでレリーフの再現をします。

↓

レリーフの再生

細部を磨き後に塗装して仕上げます。

↓

レリーフ欠損場所の再生

モデリング後にサンドペーパーで形成

木枠を外して張り直し作業

これ以上画布を引っ張ると裂けるので、少し弛みが残りました。

↓

最終仕上げ作業

薄くなったキャンバス画布は、

下地処理後に裏側から２重に補強しました。

VENDU